萌(も)える青草を踏んで野山を歩く。晩春の季語でもある「踏青(とうせい)」には、心はずむ明るさがある。〈ジーパンに詰め込む肢体青き踏む 登四郎〉。
踏着萌芽的青草在山野间漫步。晚春的的季语中有“踏青”一说,意指心情愉快而明朗。(穿上紧身的牛仔服去踏青 登四郎)。
年配の方なら、往年の流行歌「丘を越えて」を思い出すかもしれない。作曲した古賀政男は大学を卒業する春、桜が満開の東京近郊に仲間と遊んだ。下宿に戻ると学帽に桜の花びらが1枚、はりついていた。その1枚から楽想をふくらませ、青春の歌を書きあげたという。
年长的人的话,或许还会想起以前的流行歌“越过山岗”。作曲的古贺政男先生,于大学毕业的那年春天,和朋友一起去了樱花盛开着的东京近郊游玩。回到住处时发现学士帽上粘附着一片樱花花瓣。据说正是由这一片花瓣激发了他作曲的灵感,谱写出了一首青春之歌。