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2017/07/28 (Fri)

 歌舞伎舞踊の「京(きょう)鹿子(がのこ)娘道成寺」。幕あきに騒々しく登場する寺僧が、隠し持っていた「般若湯(はんにゃとう)という妙薬」を、股ぐらから取り出す場面がある。

 歌舞伎舞蹈《京鹿子娘道成寺》中有这么一幕。开场时喧嚣登场的寺僧,从胯下取出了私藏的“被称为般若汤的灵丹妙药”。

 般若湯とは漢方薬、ではない。僧の仲間うちの隠語で、酒のことだ。仏教の五戒の一つに、飲酒をいましめる「不(ふ)飲酒戒(おんじゅかい)」がある。これを破る飲んべえな僧たちが、「体の薬に少し飲むだけだから」と、言い訳がましく呼んだのが始まりらしい。

 所谓般若汤并非中药。这是僧侣之间的暗语,意指酒。佛教五戒中有一戒,禁止饮酒,即“不饮酒戒”。而喜爱喝酒而破戒的僧侣们,开始似乎是辩解般的吆喝着“作为对身体有益的良药只是稍微喝一点而已”。

 そんな破戒僧が意を強くするような調査結果を、厚生労働省の研究班が発表した。お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人でも、適度な飲酒なら急性心筋梗塞(こうそく)を予防する効果がある、という。9年かけて2万余人を調べた結果だというから、道成寺の僧は喜び、あの世で杯をあげているだろう。

 厚生劳动部的研究组发表的一项调查结果,更是坚定了那些破戒的僧侣们的想法。据其称,即使是对于一喝酒就马上脸红的人来说,适度的饮酒也可以起到预防急性心肌梗塞的效果。据说这是花费9年时间调查了2万多人后得出的结论,道成寺的僧侣们定是非常高兴,在那个世界举杯庆贺着吧。

 ところが世界保健機関(WHO)から届いたニュースは、喜びに水をさす。酒で顔が赤くなりやすい人は、そうでない人に比べて、酒量に比例して食道がんになる危険が高まるそうだ。最大12倍のリスクと聞けば、赤ら顔の人は心配になる。

 但是从世界卫生组织(WHO)传来的报道,给这份喜悦泼了一盆冷水。喝酒容易脸红的人,跟不容易脸红的人相比,在同比例的酒量下患上食道癌的可能性更高。听说最大的风险系数有12倍,让人对容易脸红的人感到担忧。

 「百薬の長とはいへど、万(よろず)の病は酒よりこそ起(おこ)れ」と古くに戒めたのは、「徒然草」の兼好法師である。般若湯の般若は、仏教の言葉で悟りを開く知恵のこと。今も昔も、自らの適量を悟るのが健康の秘訣(ひけつ)に違いない。

 “虽说它是百药之首,但万病皆因酒起。”著有《徒然草》的兼好法师,很久以前就如此规劝着人们。般若汤中的般若,在佛语中是指开阔悟性的智慧。从古至今,能悟出对自己而言的适度无疑就是健康的秘诀。

 兼好法師はまた、「酒を無理強いして喜ぶのは、理解できぬこと」と立腹する。大学や会社で新人の歓迎会が開かれる季節である。先輩諸氏は、愚かなアルハラ(アルコールハラスメント)などゆめゆめなきよう、自戒されたい。 

 兼好法师还曾怒斥道“过度酗酒的乐趣,完全不能理解”。又到了大学或公司开办新人欢迎会的时节,希望各位前辈们能自律自戒,千万不要作出酒精骚扰等愚蠢行为。

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