美しいものより美しいのは、美しいものが荒廃した姿である――オーギュスト・ロダン。彫刻家ロダンの作品が、がぜん官能の色を帯びる一時期がある。弟子で愛人のカミーユと暮らした1880年代だ。
比美丽的事物更美的,是美丽的事物颓败的姿态——奥古斯特·罗丹。雕刻家罗丹的作品,有段时期忽然带有感官的色彩,那时正是他与弟子兼爱人卡谬一起生活的1880年代。
18歳で42歳のロダンと出会い、やがて身を引くカミーユ。女として芸術家として独り立ちに挑むも、世界に飛躍していくロダンへの愛憎、孤独、貧苦の果てに心を病む。78歳で没するまでの30年は、南仏の精神科病院にいた。
卡谬18岁时与42岁的罗丹相爱,但没多久她就离开了。之后由于作为女性艺术家的她要独自面对挑战,以及对活跃于社会上的罗丹的爱恨、孤独、贫苦等原因落下了心病。直到78岁去世的前30年,她都是在南部的精神病院里度过。