劇作家の井上ひさしさんは昨夏、先の戦争責任をテーマにした「夢の痂(かさぶた)」を舞台に載せた。書き進めていくうちに、日本語を“被告人”にすることになったという。
去年夏天,剧作家井上hisashi先生以以前的战争之责任为主题的作品《梦的疮痂》被搬上了舞台。据说,在剧本的创作过程中,日语变成了“被告人”。
「日本語は主語を隠し、責任をうやむやにするにはとても便利な言葉だから」。戦争を遂行し、支えた多くの人が、戦後、責任をすり抜けて遁走(とんそう)した。それを助けたのは、主語なしで成り立つ日本語だったと、井上さんは思う。
“因为日语常常省略主语,在推卸责任方面是一种很方便的语言”。井上先生认为,参与并支持战争的多数人,在战后,都企图推卸责任逃之夭夭。而帮助了他们的正是没有主语也能说得通的日语。