朝日歌壇のファンには、輪島市の山下すてさんを覚えている方も多いだろう。80年代から90年代にかけて、自らの住む能登の四季を情感豊かにうたい、毎週のように入選を重ねた。
对朝日歌坛的歌迷来说,想必有很多人都会记得轮岛市的山下sute先生吧。80年代到90年代间,他曾用丰富的感情咏唱了自己居住着的能登市的四季美景,几乎每周都重复入选。
〈遠山に雪まだあれど晴れし日は頬を包みて野火を放ちぬ〉〈沖の蒼(あお)いよよ極まる朝市に紫蘇(しそ)も売られて梅の漬けどき〉。もう亡くなられたが、歌には、風土に根ざした確かな暮らしが詠み込まれていた。
(遥远的山上,积雪依旧,晴日里遮着脸颊在野地里点燃篝火)。(深蓝的海面广阔无垠,早市上热卖着紫苏,正是腌渍梅子的季节)。虽然山下先生已经过世,但他的歌声中,充满了扎根于当地风俗的真实生活气息。