こんなニュースを読むと、生命を「いのち」と平仮名で書いてみたくなる。体重わずか265グラムで生まれた女の赤ちゃんが、無事に育って東京の慶応大病院を退院した。日本ではこれまでで最も小さく、世界でも2番目という。
读了这样一则新闻后,笔者想将“生命”这个词用平假名“いのち”来书写。出生时体重仅仅265克的女婴,现已健康地成长,并自东京庆应大医院出院了。据说该女婴是日本迄今为止出生时体重最轻的婴儿,在世界上是位列第二。
予定より15週早く生まれた。体の機能が未熟だったため人工呼吸器をつけ、へその緒の血管から栄養の点滴を受けた。いまは自分でミルクを飲めるようになり、体重も3000グラムに増えた。
女婴比预产期早了15周出生。由于身体机能未发育完全而依靠人工呼吸器来呼吸,靠着由肚脐处输入的点滴来吸收营养。而现在她已能自己喝牛奶了,而且体重也增至3000克。
劇作家の井上ひさしさんは昨夏、先の戦争責任をテーマにした「夢の痂(かさぶた)」を舞台に載せた。書き進めていくうちに、日本語を“被告人”にすることになったという。
去年夏天,剧作家井上hisashi先生以以前的战争之责任为主题的作品《梦的疮痂》被搬上了舞台。据说,在剧本的创作过程中,日语变成了“被告人”。
「日本語は主語を隠し、責任をうやむやにするにはとても便利な言葉だから」。戦争を遂行し、支えた多くの人が、戦後、責任をすり抜けて遁走(とんそう)した。それを助けたのは、主語なしで成り立つ日本語だったと、井上さんは思う。
“因为日语常常省略主语,在推卸责任方面是一种很方便的语言”。井上先生认为,参与并支持战争的多数人,在战后,都企图推卸责任逃之夭夭。而帮助了他们的正是没有主语也能说得通的日语。
英国の文豪サマセット・モームが晩年、一番うれしかったことは何かと聞かれ、こう答えたそうだ。「戦場の兵士から、あなたの小説は一度も辞書を引かずに読めたと手紙をもらったとき」だと。平明な筆致の作家ならではの感慨だろう。
要问起英国文豪萨默赛特·毛姆晚年最高兴的事情是什么时,他应该会这样回答。“在收到战场上的士兵来信说道 ‘读您的小说完全都不用查辞典’ 的时候”。这大概就是文风浅显易懂的作家会有的感慨吧。
昔から辞書は、枕にはいいが持ち運ぶのは大変、と相場が決まっていた。だが今なら、その兵士のモームへの感謝は薄かったかもしれない。手のひらサイズの電子辞書が、紙の辞書に取って代わりつつある。
在从前,辞典被普遍认为是用作枕头很不错,却不便于携带。但若是换作现代的话,或许那名士兵对毛姆的感谢就少了几分。手掌大小的电子辞典,正逐渐取代了纸质的辞典。